すくみ足(Freezing of Gait : FOG)の対応
日本神経学会 パーキンソン病ガイドライン2018 <すくみ足の治療はどうするか>引用
ウェアリングオフ※1の有無を確認。
- ウェアリングオフなく、すくみ足が出現する場合 →抗パーキンソン病薬の用量調節
- ウィアリングオフあり、オフ時にすくみ足出現 →薬剤調整でウェアリングオフ時間なくす
- ウェアリングオンあり、オン時にすくみ足出現 →視覚・聴覚のキューを用いる
※1:ウェアリングオフとは
パーキンソン病が進行するにつれて、レボドパの薬を1日に3、4回服用していても、薬の効く時間が短くなり、次の薬を服用する前に効果が弱まる状態をウェアリングオフと言います。
すくみ足となったときは
- 1)しっかり止まろう!:すくみ足になったらまず立ち止まりましょう。
- 2)3秒数えましょう!:ゆっくり3秒数えましょう。
- 3)右足を振り出そう!:普段から左右どちらの足を振り出すと歩きやすいか確認しておきましょう。そして、3秒数えて気持ちをリセットしてから、歩きやすい足から振り出しを行ってみましょう。
すくみ足の要因は?
すくみ足は、基盤となっている運動障害だけでなく、認知機能や注意機能や情動的な側面とか様々な家屋環境等含めて環境因子からも影響を受けるとされています。
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